恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2008年2月27日水曜日

2008 辻井淳 福音ヴァイオリンコンサート 報告




かねてより準備してまいりました辻井淳氏による福音ヴァイオリンコンサートが 去る2月23日(土) 郷の音ホール(三田市)にて 開催されました。 
強い風が吹く寒い日ではありましたが、たくさんの一般の方、クリスチャンの方 合わせて250人以上の方においでいただき、辻井氏のヴァイオリンの音に心癒される2時間を共にすごしました。 コンサート終了直後より、雪が舞い始め、翌日は一面銀世界だったことを思うと 神様がいつも力強く守ってくださっていることを改めて思いました。
今回のコンサートは 辻井氏が演奏されるときにイメージする聖句をプログラムの各曲に記載し 音楽を聴きながら聖句にも触れていただけるようにしたのですが、客席のあちこちで真剣に読んでくださっている方が多く、辻井氏の聖書に関するトークにも 一層興味を持っていただけたように思いました。 また、コンサートに関するアンケートに “聖書に興味がある”と答えてくださった方が多く、心のよりどころが聖書にあるかもしれない、と(漠然と?)感じている人がたくさんいらっしゃるのでは?と思いました。

最後になりましたが、このコンサートの開催を 今回も快く引き受けてくださった辻井さん、ピアニストの西澤さんに、心より感謝します。 本当にありがとうございました。

2008年2月25日月曜日

個人と調和

コラムニストの笠巻勝利氏が、自分の体験を語っていました。中学生の社会科の時間に、先生が「福岡県を書きなさい」という。九州地方の地図を見ながら、何とか書き上げると、続けて大分県、長崎県と九州全県の地図を書けということです。書き上げると、各県の地図を一枚一枚切り取り、九州全体にしなさいという。各県の地図を合わせていくと、県境がピッタリ合うような状態ではない。隙間が大きく空いたり、逆に重なってしまったりと。次の時間に、今度は山口県の地図を書けといわれたそうです。そこで、今度はうまくやるぞと考え、まず中国地方の全体の面取りをして、その上で、各県を書き上げたということです。
その時の体験を振り返って笠巻氏は、合成の誤謬を学んだと言います。合成の誤謬とは、部分部分では正しくても、全体では間違いであることです。すなわち、木を見て森を見ずということです。個も重要で大事にしなければなりません。しかし、一つにとらわれると、全体の調和を崩してしまうということですね。個と全体の調和を目指すことが大切ですね。
 聖書は、「私たち一人ひとりはキリストの体の一部分、一器官であり、それぞれが大切なものである。どの部分も同じように大切である。そして、各器官が一つとなって身体を築き上げている」と教えています。一人ひとりの存在がなくてならない大切なものであると同時に、一人ひとりが全体の中で調和することも大切なことなのですね。