栄養素の大切さ
「子供がキレるというが、最近は子供ばかりでなく大人もキレている。やってはならないことを飛び越えている」と福山私立女子短期大学教授、鈴木雅子氏は語っています。鈴木氏は子供たちの食生活と行動の相関関係を調べています。調査は、広島県福山市、尾道市の中学1年〜3年生の男子615人、女子554人の計1169人を対象に、男女をそれぞれ5つのグループに分け、「食生活」「健康」、「生活」、「いじめ」の4項目についてアンケートを取り、「食生活」については、1)最も良い、2)良い、3)普通、4)悪い、5)最も悪い、という5段階の採点をしました。その結果、4),5)のグループは野菜や海藻、牛乳の摂取が少なく、ジュース類やスナック菓子、インスタント食品を多く摂り、半数以上が朝食を食べていない状況でした。また、情動が不安定で、根気がなく、常にイライラしてカッとしやすいという傾向にありました。中でも、5)の男子については、「腹が立つ」が96%、「イライラする」が92%、「すぐにカッとする」が88%という比率で、「食」内容が劣悪になるほど、「キレる」、「ムカつく」傾向にあることがわかりました。
食べ物の質、バランスの良い栄養素が、いかに身体と心に必要かが明らかですね。私たちには「神のことば」という食べ物があります。毎日、聖書から栄養をいただき、霊的な健康を保ちたいですね。『生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋な、みことばの乳を慕い求めないさい。それによって成長し、救いを得るためです』(lべテロ2章2節)とあるとおりです。ここでいう救いとは日々、私たちが歩む中で起こってくる試練や問題を解決して歩んでいけるということです。みことばの栄養をとりましょう。