恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2009年1月26日月曜日

確りとした歩み

ニワトリを使ってベイヤーという学者が実験をしました。数羽のニワトリにお腹いっぱいになるまで餌を与えます。満腹したニワトリはもう餌に見向きもしません。そこへ、お腹の空いた別のニワトリ数羽を放しますと、彼らは餌を必死に突っつきます。それを見ていた満腹ニワトリも、また食べ始めるのです。

また心理学者のアッシュは、8人一組にした50組の学生に次のような実験をしました。一本の線Aに対して三本の線を用意し、Aと同じ長さの線をあとの三本の中から選ばせるのです。実は8人のうち7人はサクラで一人だけが実験対象なのです。打ち合わせをしており、違う長さの線をAと同じ長さだといった学生は、50人中実に37人もいたのです。一人で実験するとその37人中35人は正解をしたにもかかわらず、
です。

さてこの結果は、ニワトリでも人間でも、周りの影響を受け、本心とは違うことをしてしまいやすいということです。悪いとわかっていても断れず、良いとわかっていても他に同じ意見がないとできない。そのようになりがちですね。聖書では『ですから、私たちは聞いたことを、ますますしっかり心に留めて、押し流されないようにしなければなりません』と勧めています。もちろん、私たちは何らかの影響を与えたり受けたりしながら生きているのですが、一つの確信をもって歩みたいです。そして聖書は、私たちにその確信を与えているのです。