人生は積み重ね
1983年10月、三田の地で宣教をスタートし、キリストと聖書という土台の上に一年一年、一日一日を積み重ね30年。現在の私たちの教会は、この積み重ねによって形づくられています。感謝です。
私たち一人ひとりの人生も同様に、日々の積み重ねと言えるでしょう。30歳の人なら30年、10950日、262800時間、15768000分、94608000秒の積み重ねです。そしてその間に、見聞きし、体験したことの積み重ねです。その積み重ねにより、その人の人格、その人の人生が築かれてきたのです。
ある方が、障害者の女性に、いたわりの気持ちをこめて「身体が不自由だと、時には人生が灰色や真っ黒にみえることもあるのでしょうね」と言ったところ、その女性は「ええ、でも私は色を選ぶようにしているんです」と明るく答えたそうです。それは、私たちは自分で自分の色。すなわち生きる姿勢を選ぶことが出来るということです。
自分や自分の周りに起こることは選べないことが多くあります。しかし、それに対する姿勢は自分が選び決めることができます。
自分自身の人生の色を選ぶのは人格です。人格は考え方で育ちます。考え方は、見聞きしたことの学習によって形成されます。ですから、私たちの人生の色を「いい色」(いい色とは、その人にとっていい色で、その人を最も輝かせる色のことです。)にするためには、まず私たちが何に目を留めるかということが大切になります。ぜひ、イエス・キリストと聖書に目を留めていただきたいです。