今のための未来

以前、アメリカのいくつかの大学が協力して、人生の目標について学生達にアンケートをとりました。その結果、何らかの人生の目標を、ちゃんと持っている学生は３％ほどでした。

そして２５年後に、学生達が社会的成功をしているかどうか追跡調査を行うと、明確に目標を定めていた約３％の者たちの達成率がかなり高かったそうです。これは、目標を設定していなかった９７％の中の成功者数よりも多かったのです。つまり、社会的な成功を手に入れた学生と、そうでない学生の違いは、目標を持っていたか、それを明確にしていたかどうかの違いによることが大きな要因の一つであることがわかります。

もちろん、学生時代に目標を持っていなかった人たちが、成功できなかったということではありません。しかし、成功の鍵の一つがここにあると言えるのではないでしょうか。逆に言うと、目標を明確にしていれば、成功する可能性が高くなるということです。目標が明確ならば、自然にそれに対して準備をしたり、行動を起こしたりできます。今、何をしたらよいのかが見えてくるでしょう。

未知な分野にチャレンジすることもすばらしいし、新しい知識を身につけることも楽しいことです。目標に向って今を生きることができます。パウロも聖書のピリピ人への手紙の中で、「後のものを忘れ、目標を目ざして、ゴールを目ざして一心に走っている」と証ししています。