常識打破
「常識のない人が多い」とよく言われます。常識とは何でしょうか。多くの人が「そうあるべきだ」と思っていることです。また、常識とまで言わなくても、会社や学校、地域社会で「常識的」になっている事柄もあるのでしょう。常識のない人とは、知識や知恵がないのではなく、「みんなと同じ行動がとれない人」のことだと言えます。
この常識や常識的なことは、通常それを行うなら、仕事や社会生活が円滑に進むことが多いものです。しかし、仕事を進める中で、研究をする中で、人生を送る中で、「壁」というものが出てくるものです。
その壁を打ち破って、さらに一歩前進しようとするとき、当然と言われる常識を疑ってみることも大切なことです。かつては常識であったことが、今では非常識である事実は多いです。今、常識であることも将来は非常識になるかもしれません。また非常識と言われる人によって壁が打ち破られるものです。
たとえばスポーツでは、昔はウサギ跳びで足腰を鍛えるのは常識でしたが、膝や腰を痛めるので今では非常識です。今この言葉が死語になりつつあります。また練習中に水を飲むことは禁じられていましたが、水やスポーツドリンクを飲むことは今や常識となっています。
怠ける口実やわがまま、他の人を傷つけるような非常識は困りますが、壁を破ったり新たに前進するためにには、あえて非常識な方法にチャレンジするのも効果的です。常識にとらわれず、また非常識と他の人を避難することなく、日々、新しいことに挑戦していきたいですね。