恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2008年1月21日月曜日

前に向かって

 「もし君がときに、落胆することがあったら、この男のことを考えてごらん。小学校を中退した。田舎の雑貨屋を営んだ。そして破産。借金を返すのに15年かかった。妻をめとったが、不幸な結婚だった。下院に立候補して二回落選。上院に立候補するが二回落選。歴史に残る演説をぶったが、だれも無関心。新聞にはたたかれ、国の半分からは嫌われた。こんなありさまにもかかわらず、想像してほしい。世界中のいたるところの、どんなに多くの人々が、この不器用な、ぶさいくな、むっつり者に啓発されたことかを。その男は自分の名前を、いとも簡単にサインしていた。A.リンカーンと。
 これは、「アメリカの心」という、落胆したとき、何かいやになって投げ出したいとき、もう自分も人も信じられないようなときに、感動と励ましを与える75のメッセージの中の一つで、リンカーンを紹介しているものです。
さて、リンカーンは、ご存知のようにアメリカの第16代大統領で、偉大な解放者、奴隷解放の父と呼ばれています。リンカーンの生涯を見るとき、それは順風満帆とは程遠いものでした。幾度も危機に陥り、落胆し、投げやりになってもおかしくない人生でした。しかし、彼は投げ出すことをせず、神を信じアメリカをすばらしい国に建て上げる、という目的に向かって、どんなときにも前に向かったのです。大切なことは、あきらめず、前に向かって、今できることを今することです。A.リンカーンのように。