恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2012年12月10日月曜日

あきらめますか?

 先日、iPS細胞でノーベル賞をとられた山中伸弥教授が、インタビューに答え「9回の失敗の上に1回の成功がある」という意味のことを言っておられました。失敗に負けずあきらめないことですね。
 ノミはかなりの跳躍力を持っています。そのノミを、飛び出そうとすれば外に出られる高さのガラスコップに入れ、ガラスのふたをしておきます。ノミは外に出ようとピョンピョンと何度も飛び跳ねます。そのたべにガラスのふたにあたります。数日間このようにしておくと、ガラスのふたを取ってもノミはもう飛び跳ねまようとはしなくなります。魚のカマスを水槽にいれます。中央にガラスの仕切をして反対側にエサをぶらさげます。お腹を空かせたカマスはエサを食べようとするたびに、ガラスにゴツンゴツンとあたり鼻の頭を痛めてしまいます。その後ガラスを取ってしまっても、カマスはエサの方へ行こうとはしません。
 私たち人間も、何度か失敗したりするとあきらめてしまいます。もちろん本当に無理な事であれば、建設的に他の事に移る方がいいです。が、可能性があるなら続けてみることも大切です。アメリカでゴールドラッシュのとき、ある人が堀り続けた鉱山には金はないとあきらめ、廃品業者にタダ同然で売りました。廃品業者は「もしかして」とその鉱脈を掘ると、50cm掘ったところで金の鉱脈にあたりました。
 可能性があるならもう一度やってみたいですね。聖書は、期待してやり続ける意味での「忍耐」の重要性を教えています。

✦✦✦ クリスマスのお知らせ ✦✦✦



2012年もあとわずかとなりました。
そしてクリスマスです。ぜひ教会へお越しください。
みなさまに、主イエスさまの祝福がございますように。


『きょうダビデの待ちで、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。このかたこそ、主キリストです』  (ルカの福音書2章11節)



■2012年12月23日(日)

 ★午前10時45分より : クリスマス感謝礼拝


  *クリスマスメッセージ、聖歌隊賛美
  *クリスマス感謝会
   ・日曜学校の子供たちのクリスマス劇『ならない鐘』
   ・クリスマスランチ
   ・その他楽しいプログラム、クリスマスプレゼント



 ★午後5時より : クリスマスキャンドルサービス

  *燈火の下で
   ・賛美、聖書朗読、メッセージ、そして祈りのひとときです
   ・クリスマスケーキ、くじびきなどがあります



 【交換プレセント】
  子供たちは午前のクリスマス会で(300円程度)
  大人の方々キャンドルサービスで(500円程度)
  各自ご用意くださいますよお願いいたします。




偶然を味方にする方法

 中国の宋の時代の文人で蘇洵という人が、「功の成るは成る日に成るにあらず」と言っています。成功を納めた人は、それまでにこつこつと努力を積んでいたということですね。目標に向かって、まずスタートを切り、そしてそれに向かってコツコツと時間はかかっても進んでいくことが大切ですね。
 ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て引力を発見した。湯川博士は電車の中で揺れている吊り輪を見て、中間子理論のきっかけをつかんだ。オルファという会社の創始者は、子供が板チョコを割って食べるのを見てカッターナイフを思いついた。偶然からいろんなことが生まれたと思われがちですが、誰もがリンゴが落ちるのを見て引力を発見できないし、吊り輪を見て中間子理論に行き着きません。また板チョコからカッターナイフを思いつきません。それは、これらの人々が、いつもそのことについて考え、コツコツ努力していたからに他なりません。
 誰かが成功すると「あいつはツイてる」と言われがちですが、やはりその影には地道な努力が積み重なっていることが多いのです。そこの部分が、他の人には見えないんですね。聖書に、よく『目をさまして』、『目を上げて』という言葉があります。それは、いつも目標に向かって、怠けず焦らず、そして注意深く歩むことを意味しています。チャンスは私たちの周りにたくさんあります。それに気づくには「コツコツ」が秘訣です。それこそ偶然を味方にする方法なのです。