あきらめますか?
先日、iPS細胞でノーベル賞をとられた山中伸弥教授が、インタビューに答え「9回の失敗の上に1回の成功がある」という意味のことを言っておられました。失敗に負けずあきらめないことですね。
ノミはかなりの跳躍力を持っています。そのノミを、飛び出そうとすれば外に出られる高さのガラスコップに入れ、ガラスのふたをしておきます。ノミは外に出ようとピョンピョンと何度も飛び跳ねます。そのたべにガラスのふたにあたります。数日間このようにしておくと、ガラスのふたを取ってもノミはもう飛び跳ねまようとはしなくなります。魚のカマスを水槽にいれます。中央にガラスの仕切をして反対側にエサをぶらさげます。お腹を空かせたカマスはエサを食べようとするたびに、ガラスにゴツンゴツンとあたり鼻の頭を痛めてしまいます。その後ガラスを取ってしまっても、カマスはエサの方へ行こうとはしません。
私たち人間も、何度か失敗したりするとあきらめてしまいます。もちろん本当に無理な事であれば、建設的に他の事に移る方がいいです。が、可能性があるなら続けてみることも大切です。アメリカでゴールドラッシュのとき、ある人が堀り続けた鉱山には金はないとあきらめ、廃品業者にタダ同然で売りました。廃品業者は「もしかして」とその鉱脈を掘ると、50cm掘ったところで金の鉱脈にあたりました。
可能性があるならもう一度やってみたいですね。聖書は、期待してやり続ける意味での「忍耐」の重要性を教えています。