結果は考え方で変わる

　成功の計算式というものを、ある方が考案し作りました。それは、「結果＝能力×熱意×考え方」で、この計算式に能力：０〜１００、熱意：０〜１００、考え方：−１００〜１００の数値を当てはめます。京セラの創業者の稲盛和夫さんは、「能力や熱意が１００あったとしても、考え方がマイナスだと結果もマイナスになってしまう。この考え方がとても大事だ」と言いました。
　確かにそうですね。考え方のマイナスが大きいほど、結果のマイナスも大きくなります。みなさんご存知のノーベル賞のノーベルは、少年時代、父から世の中に役に立つ人間に慣れと言われ、それが彼の考え方の原点となりました、やがて彼の能力と熱意がみのり、「ダイナマイト」を発明しました。しかし、このダイナマイトが戦争に使われるようになりました。ノーベルは多額のお金が入ってきました。ノーベルの考え方は「世の中の役に立つ」から「お金を儲ける」に変わってしまいました。いろいろなことがあり、やがてノーベルの考え方は元に戻りました。そしてダイナマイトで手に入ったお金を「ノーベル賞」として世の中の役に立つよう遺言をしました。
　同じダイナマイトでも、ノーベルの考え方次第でプラスにもマイナスにもなりました。能力と熱意が大きいほど、考え方によって結果は大きく左右されます。私たちも良き考え方をもちたいですね。それには、良き考え方を持っている人と触れることです。そして、人間としての良き考え方、在り方を教えてくれる聖書をぜひお読みください。