恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2012年4月24日火曜日

木を見て森も見る

気象庁の台風予測は世界で一位で、特に24時間後の進路予測は他の国より2〜4割正確だそうです。上空3万6千キロメートルにある気象衛星からの写真には、日本を中心とした広範囲の雲の動きなどが鮮明に映しだされ、天候が今後どうなるかの予測をいます。
 医学に大きな貢献をしている分子工学の世界も興味深いです。電子顕微鏡などで、ミクロ、ナノで、人間の細胞の組織、血液に含まれるさまざまな物質、ビタミンやミネラルを調べ、それらがどのように細菌やがん細胞に働くかを研究し、免疫や治療に役立てています。
 地球全体のマクロの世界でも、ミクロの世界でもそれを観察し研究する人間の目は大切です。私たちも、物事を全体から見る目、同時に細かく見る目、この両方の視点が必要ですね。大きいことばかり言って、日常の小さなことをおろそかにしたり、逆に日常の細かなことのみ気をとられ、人生を大局的に見ないということがあります。
 木を見て森を見ずという格言もありますが、私たちは細かいところのみにとらわれ、全体がわからず、大きな方向性を見失ってしまいがちです。そんなとき、他の人の良きアドバイスは役にたちます。自分の見えてないところを他の人には見えていることが多いからです。
 最良のアドバイザーは神ご自身です。神は天から大きな目をもってご覧になっており、また私たちの髪の毛の数まで知っておられる方です。このお方に信頼し、神のみことばれある聖書を基準として、二つの視点から人生を見ながら、豊かに歩んでいきたいですね。