恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2011年10月11日火曜日

伝統からの創造

 いまやペットボトルの水やお茶は、日々の生活には欠かせないようなものとなってきました。その中で、サントリーの「伊右衛門茶」という製品があります。いろんな要素が重なって人気がでたようですが、「京都福寿園、伊右衛門」というネーミングが大きいと言われています。
 さて、この福寿園は創業寛政二年、200年の老舗です。福寿園は、京都と奈良の県境にハイタッチリサーチパークという学研都市に、CHA研究センターを持っています。桂離宮をイメージした建物の中で最新鋭の研究がなされています。伝統と革新の両立と評価されています。---茶の原点と出会う<農芸科>をはじめ、<工芸科>、<科学科>、<文化科>そして世界のティーライフと出会う<生活科>を通して、茶の創造する生活革命を、あらゆる角度から研究・提唱しています。新たなティーワールドと出会う場。それが「福寿園CHA研究センター」です。---と福寿園は言っています。老舗というと「古い」というイメージがありますが、200年以上存在するということは、倒産せず、勝ち抜き、勝ち残ったということを意味します。「老舗とは勝ち残る経営」と、ある経営コンサルタントは表現しています。
 ここに2000年以上、しかも変ることなく続いている書物、聖書があります。どの時代の、どの国の人々にも、大きな影響を与えた書物です。その人の人生をかえてきた書物です。歴史の中で、存続しつづけ、勝ち抜いてきた、古くて新しい書物、それが聖書です。あなたもこの聖書に目をむけてみませんか。

2011年10月9日日曜日

ことばの伝達

 アレクサンダー・グラハム・ベルが実用的な電話機を発明したのは、今から約130年前、1876年のことです。初めての会話は、ベルが助手のワトソンを呼ぶ声だったといわれています。今や携帯電話で、いつでもどこでも世界中の人と話せるようになり、また単なる通信だけではく生活ツールとなりました。
 ベルは電話の発明で有名ですが、彼は音声生理学の学者でした。ベルの父がろうあ者の発声を指導する専門家であったので、彼もその跡を継ぎ、発声法の研究、ろうあ者の教育に携わるようになりました。ヘレン・ケラーの援助もしました。聴覚障害のある子どもたちの教育と、どのようにしてコミュニケーションをとるかということを生涯研究し続けました。
 コミュニケーションの方法の一つとして、言葉は最も重要な働きをします。ベルにとっては、遠くにいる人どうしで話せるようにすることも、視聴覚に障害をもつ人々に役立つことも、この言葉をいか伝えるかということでした。
 この言葉を大切につかっているでしょうか。言葉のやりとりで互いに意志を伝達し合えるのですが、正しく伝わることより誤解が生じてしまうことの方が多いかもしれません。聖書には言葉について多く記されています。そしてなによりキリストは「ことば」と表現されています。神の人間への愛のことばです。わたしたちも言葉に気持を込めて語りたいですね。