恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2012年12月10日月曜日

偶然を味方にする方法

 中国の宋の時代の文人で蘇洵という人が、「功の成るは成る日に成るにあらず」と言っています。成功を納めた人は、それまでにこつこつと努力を積んでいたということですね。目標に向かって、まずスタートを切り、そしてそれに向かってコツコツと時間はかかっても進んでいくことが大切ですね。
 ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て引力を発見した。湯川博士は電車の中で揺れている吊り輪を見て、中間子理論のきっかけをつかんだ。オルファという会社の創始者は、子供が板チョコを割って食べるのを見てカッターナイフを思いついた。偶然からいろんなことが生まれたと思われがちですが、誰もがリンゴが落ちるのを見て引力を発見できないし、吊り輪を見て中間子理論に行き着きません。また板チョコからカッターナイフを思いつきません。それは、これらの人々が、いつもそのことについて考え、コツコツ努力していたからに他なりません。
 誰かが成功すると「あいつはツイてる」と言われがちですが、やはりその影には地道な努力が積み重なっていることが多いのです。そこの部分が、他の人には見えないんですね。聖書に、よく『目をさまして』、『目を上げて』という言葉があります。それは、いつも目標に向かって、怠けず焦らず、そして注意深く歩むことを意味しています。チャンスは私たちの周りにたくさんあります。それに気づくには「コツコツ」が秘訣です。それこそ偶然を味方にする方法なのです。

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