恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2009年10月19日月曜日

「ここだな」という時に

旧5千円紙幣の肖像だった新渡戸稲造は、明治・大正時代に国際社会で活躍しました。新渡戸は、その著書の中で自分自身が豊かに生きるための方法を記しています。
それは、「忍耐」「親切」「勇気」「寛容」などを座右の銘とし、それらを<ここだな>という状況と結びつけて自己の啓発とコントロールに役立てたいということです。たとえば、思うようにいかない場合、「忍耐」というのは<ここだな>と考える。すると不思議と辛抱ができるようになる。人に不手際があった時、「親切」とは<ここだな>と思うと、にこやかに援助の手をのべることができる。「勇気」とは<ここだな>と思うと、周りの目を恐れずに志を貫徹していくことができる。他人が自分の悪口を言っても、「寛容」とは<ここだな>と思う。このように、新渡戸稲造は豊かな人生を送ったということです。
実は、新渡戸稲造はクリスチャンで、彼の座右の銘は聖書から来ています。『しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です』(ガラテヤ5章22、23節)。『ですから、私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。今の時の軽い患難は、私たちのうちに働いて、測り知れない、思い永遠の栄光をもたらすからです』(IIコリント4章16、17節)などです。聖書は生ける神のことばであり、私たちのうちで活きて働くものです。私たちも聖書を座右の銘として、<ここだな>という時に結びつけ、豊かに歩んでいきましょう。

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