恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2009年9月14日月曜日

ノーベル賞のノーベルは少年時代、お父さんから「人々の役に立つ人間になれ」と言われ、それを目標としました。勉強も頑張りました。成績は常に、判を押したように二番でした。一番は、ノーベルの友だちでボギーという少年でした。あるとき、そのボギーが病気になり長期欠席をしました。そしてボギーの病気もなおり久しぶりに登校すると、ちょうどその日にテストが行われました。今度のテストはノーベルが一番になると誰もが思いました。しかし、一番はボギーでした。なぜなら、ノーベルがその日あった授業ノートを、毎日欠かさずボギーの家へ届けていたからでした。「学校で勉強したことをノートしてボギーに届けることが友情の証しである」と考えたからでした。
競争することは必ずしも悪い事ではないと思います。しかし、強いものが勝つという原理だけでは殺伐とした社会になってしまいます。私たちは、互いに競争したり、助け合ったりしながら共に歩んでいくことが大切ではないでしょうか。キリストは『人がその友のためにいのちを捨てる。これより大きな愛はない』と言われました。しかし競争原理の中では、その友さえいないということもあるでしょう。
さてキリストは、そのことば通り十字架でいのちを捨てられました。あなたのためです。それは、あなたを友と考えておられるからなのです。あなたは、キリストが友と認めておられる存在なのです。キリストが代わりに死なれるほど価値がある存在なのです。すばらしいですね。友であるキリストを信頼して歩みたいですね。

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