最強の武器「言葉」
「ペンは剣よりも強し」ということわざがあります。ペンとは、もちろん「言葉」ということです。言葉は力があり強いです。人を立たせたり、落ち込ませたりします。喜ばせたり、怒らせたり、感動させたり、気分を悪くさせたり・・・・。
あり方が次のように書いていました。「相手に必ず聞いてもらえる。そんな話しがある。万国共通ともいえる。昔もいまも変わらない。女も男も同じだ。年寄りも若者も違いはない。それは、なんの話しか?もちろん、その答えは”お世辞”だ」と。ナポレオンには、いろいろな逸話がありますが、その中でとてもユニークな話があります。ナポレオンは、おせ辞が大嫌いだったそうです。そのお世辞を言う人の話しは聞くこともしなかったと言います。皮肉屋の部下の一人が、そのナポレオンにお世辞を言いました。「陛下には、いつも感心させられております。陛下ほど、お世辞嫌いの人は、見たことも聞いたこともございません」。ナポレオンは、目を細め、満足そうに何度もうなずいたということです。
ナポレオンでも乗せられてしまう「お世辞」であれ、何であれ、やはり言葉には力がありますね。ですから、私たちは言葉を大切に使いたいものです。聖書には『親切な言葉は人を喜ばす』『あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味のきいたものであるようにしなさい』とあります。親切とは、相手の必要を満たすという意味があります。
たんなるお世辞ではなく、親切な言葉を使いたいですね。
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