コバンザメ信仰
「コバンザメ」という魚、サメなどのお腹の下にしっかりとくっついていますが、その仕組は見事です。コバンザメは頭の上に小判形をした吸盤があり、まず吸盤のふちを使って真空状態を作ります。そして吸盤の皿の中にあるスニーカーの底のようなひだを立てて第二次真空状態を作り、さらにそのひだのとげを使ってガッチリと吸い付くのです。三段構えの強力吸盤です。その吸着力は強くて、引きはがそうとすると、くっつかれた魚の身体がちぎれることさえあるそうです。実は興味深く、そして驚くべき仕組みですね。創造主なる神は、コバンザメがコバンザメらしく生きられるように創造されたのです。
しかしクリスチャンの信仰というのはコバンザメと正反対ということができます。クリスチャンの信仰は神様にしがみつき、神様から絶対に離れないぞ、神さまに捨てられないように戒律を守って・・・ということではありません。逆に神さまが私たちを守り支えてくださっているのです。『・・・そのほかどんな被造物も、私たちの主キリスト・イエスにある神の愛から、私たちを引き離すことはできません』(ローマ8章39節)。この
聖書のことばは、神の御手の中にある私たちを、何をもってしても奪うことはできない。神は私たちを、キリストの十字架と復活の愛でしっかりと包み、守り、支えてくださっているという意味です。コバンザメのように必死に神にしがみつこうとするのではなく、神が守ってくださっていることを感謝し、受け入れ、信頼して歩んでいくことが私たちの歩みなのです。
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