恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2014年10月15日水曜日

何を土台とするのか

 キリストは「二人の人が家を建てる」たとえ話をされました。(マタイの福音書7章24
〜7節)。二人は同じように家を建てましたが、嵐がきたとき一方の家は崩れ、一方はしっかりと建っていました。崩れた家は「砂の上」に建てられ、しっかりと残った家は「岩の上」に建てられていました。家を建てるという努力や、材料の違いではなく、「土台」の違いが、大きな結果の違いを招いたのです。
 日露戦争のとき、「かっけ」という病気で約2万人以上の兵隊が死んだそうです。それで陸軍では森鴎外、海軍では高木兼寛にその対策を依頼しました。鴎外は「かっけ」は細菌によると考えドイツに渡り細菌学を、高木は、イギリスに渡り実用医学(今で言う栄養学)を学びました。帰国後、鴎外は薬を処方し、高木は麦飯を食べるように指示しました。鴎外は対処療法、高木は予防療法を行ったのです。その語、海軍ではかっけで死ぬ人はなくなり、陸軍では相変わらず多くの兵士がかっけで死にました。かっけはビタミンB不足から起こっていのたです。二人とも熱心に「かっけ」から救おうと努力しました。しかし、結果の違いは「細菌」と考えたのか「栄養」と考えたのかの違いから生まれたました。細菌学と栄養学という土台の違いでした。
 私たちは大切な人生を何を土台として築くのでしょうか。キリストは『わたしこれらのことばを聞いてそれを行うものはみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます』(マタイの福音書7章24節)と言われました。キリストこそ私たちの土台なのです。

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