恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2014年9月21日日曜日

多くの視点

 大阪の市内をぐるっと走るJR環状線があります。その中に寺田町という駅があり、 私が「寺田町というのは天王寺の一つ二つ手前やね」と言うと、「いや、天王寺の向こうやで」と友人。実はどちらとも正解でした。友人は天王寺より南から考え、私は北から考えていたからです。笑い話のようですが、いくつかの大切なことが教えられます。
 まず正解は一つとは限らないということです。私たちは何かをしようとするとき、近視眼的になりがちです。もうそれしかないとばかりに、他のものを寄せ付けない。良きアドバイスにも耳を傾ける余裕がない。自分に賛同しなければ攻撃するといった状態に陥ってしまいます。しかし、いろんな考え方を受け入れ合い、さまざまな考え方に耳を傾けることにより、広がりが生まれます。もちろん決断は自分でし、責任をもって行わなければなりませんが、客観的に進めていくことができます。そこに、また応用力と余裕が生まれます。
 次に、物事には見る角度によってさまざま姿を見せるということです。コップに水が半分入っています。これを「半分しかない」と見るか、「半分もある」と見るかで随分姿が変わります。これは「もう」と「まだ」という視点の違いから来ます。「もう半分しかない」と「まだ半分もある」ということです。半分という事実に対して、前者は失望やあきらめがあり、後者は希望ややる気が感じられます。
 聖書は神さまの私たちへのアドバイスの書物でもあります。聖書に耳を傾けるなら、生ける希望のある道を歩むことができます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム