思いを行動に

　今から40年前、一人の青年が一冊の本を読み感動しました。その本は、日本にマクドナルドのハンバーガーを入れた、故藤田田さんの「ユダヤの商法」です。その青年こそソフトバンクグループ創始者の孫正義さんです。大きな違いですね。
　孫青年は「ユダヤの商法」に大変感動し、佐賀から東京まで藤田さんに会いに行ったのです。藤田さんも快く会い、今の日本には無いものをアメリカで学び仕事にするよアドバイスをしたそうです。そして、孫さんはまもなくアメリカに渡りITの勉強を実践で行い、800社を傘下にする今のソフトバンクグループを築いたということです。本を読み感動する。著者に会うという行動を起こす。アドバイスをもらったら、さっそく実践する。孫さんは、「思ったこと」をできないとは考えないで、実行していったんですね。
　ソニーの盛田昭夫さんも、「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思ったアイデアを実行する勇気のある人は少ない」と言っています。確かにそうですね。ソフトバンクも、ソニーも一夜にして築かれたわけではありません。毎日の小さな仕事や、コツコツと下積みの集積ですね。しんどいし辛いことも多いでしょう。しかし、実行していかないと産まれないのも確かです。私たちも、自分の夢や希望に向かって、「思い」を「実践」に移しましょう。今できることから実行していきましょう。聖書は『うたがわず、つぶやかず行いなさい』と勧めています。