もう一つ添えて
企業マネイジメントの中島孝志さんの著書の中で次のようなことが書かれていました。ホテルで行われた結婚式に出席する人が、ホテルマンに部屋を聞いた時の状況です。
「あのう、婚礼式場はどこでしょうか」
「はい。高砂の間でいらっしゃいますね。ちょうど廊下の突き当りになります。」
「あっ、そうですか。ありがとう」
「どういたしまして」
ここで中島さんは、「何か足りない、どこかおかしい、とわたしは感じたのです。あなたは何も感じませんか」と問いかけています。
中島さんは言います。婚礼式場を聞かれた時、ホテルマンは答える前に「本日はおめでとうございます」という祝福の言葉を述べることが大切だど。結婚式に来られたのですから、結婚される方の親戚あるいは友人であることは当然です。ですから、まずそのお祝いを言って喜びの心を添えることが大切だということですね。人間というものはどんな丁寧な言葉でも、事務的な言葉には冷たさしか感じません。
そこに少し心(情)を添えるなら「気持ち」が伝わります。
これは、私たちの交わりの基本とも言えるでしょう。キリストの心を心として、温かい気持ちの伝わる交わりを持ちたいですね。また、伝道での大切な点でもあります。キリストの福音を、福音の説明だけでなく福音の中心である愛を添えて伝えたいですね。
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