新たな気づき
最近、「あ、そうか」と思ったり、口にしたことはありますか。疑問が解決したとか、あるいは自分が間違っていたことがわかったとか、何か素晴らしいヒントを得た・・・等、いずれにしても何か気づいたときに「あ、そうか」となるわけです。
著作家の金平敬之助氏が、自分の体験を次のように書いています。
「私の生保時代の話。『あっ、そうか』の名人がいた。第一線の女性リーダーだ。部下がわずか4人だった。数年後、陣容を40名近くにまで伸ばした。部下が生き、職場が活きていたわけだ。成長の秘訣はなにか。それが、「あ、そうか」だった。若い新入社員が勝手なことをいう。でも、彼女は「あ、そうか」とまず受ける。横で見ていて、はじめは懸念した。友だち感覚過ぎる。威厳に欠ける。それに本人は小柄な女性だ。か弱い印象さえある。その彼女が何でもすぐ頷く。よけいにリーダーとして物足りなく写る。でも、よく観察すると違う。部下は軽蔑したりしない。それどころか、反対だ。むしろ慕っているのだ。「あ、そうか」で、自分の言い分を受け入れてもらった。自分の全人格まで肯定された、と思うのだろう。むしろ嬉々とさえしている。結果、組織が活きて、陣容が見事に拡大しているのだ。」
「あ、そうか」は、自分自身を成長させるものだけではなく、周りの人々にも良き影響を与えるようです。聖書は、「目を上げなさい」、すなわち「あ、そうか」と「気づき」を増やしなさいと教えています。
そして素直な心こそ、「あ、そうか」を生み出すのです。
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