恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2011年6月20日月曜日

ほんとうに大切なもの

 ディフォーの「ロビンソン漂流記」は有名な小説ですが、ロビンソン・クルーソーにはモデルとなる人物がいました。一人のスコットランド人、アレクサンダー・セルカークという男です。彼は今から300年前、南太平洋の無人島で約4年半もの間生き延び、救出されました。ロンドンでその体験談を聞いた一人がディフォーでした。そして小説にしました。その中で、ディフォーは主人公ロビンソンに次のように言わせています。「ここ無人島では、私に使えるだけの量のものしか価値がなかった。私が食べていくのに十分なだけの食糧とその他の需要を満たすための材料以外は、私にとって、意味を持たなかった。私に食べきれる以上の肉が手に入れば、犬か野獣に食わせるほかなかった。同様に、私が倒した木は、地面に朽ちかけていき、たきぎにしか使えず、たきぎがいるのは、料理をするときだけだった。一口に言えば、この世にあるどんなものでも、われわれがそれを使える範囲でしか、われわれにとって価値がないことを知った」と。
 ディフォーが言いたかったことは、「私たちにとって、生きていく上で必要なものはそう多くはない」ということです。しかし、日ごろ私たちが求めているものは、必要なものの周りにある装飾品のようなものかも知れません。私たちにとって最も大切なもの、それは「いのち」ですね。いのちとは、心も含め全人的なものです。この「いのち」を豊かにしたいですね。『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』とキリストは言われましたが、その大切な「いのち」を豊かにする糧、それは神のことば聖書なのです。

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