未来は今のためにも
Co2削減のために、電化製品にエコポイントもスタートしましたが、以前ドイツの環境への取り組みについて、あるご婦人から話を聞きました。それは、未来のために今を考えるという意識の大きさです。たとえば、地球の温暖化や酸性雨の問題、放射能での汚染の問題などを進めないために、原子力発電をやめ風力発電などの高額だけれども安全なものを選ぶ。また各家庭ではゴミの選別やリサイクルを徹底して行う。今しんどいかもしれない、今不便からもしれないが、5年先、10年先、そしてさらに未来に生きる人たちのことを考えるという意識です。
また、森を大切にするということを「童話」などを使って小さい頃から教育しているということです。そのご婦人はドイツの小学生から、日本では森を大切にしているかという質問を受けたそうです。森は、大気、川、そして海、またいろんな生態系になくては生らないものです。そして一朝一夕には育てられないものです。ですから今ある森を大切にすることが未来のために重要なことなのです。
聖書には、『また、まことのいのちを得るために、未来に備えて良い基礎を自分自身のために築きあげるように』(1テモテ6章19節)ということばがあります。将来のために今という時を大切にすべきことを教えています。しかしそれは同時に、今という時を豊かに過ごすことにもなるのです。未来と同時に今を輝かせるためにも、未来に目を向けていきたいですね。
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