心の振動を伝える
言葉というのは、本当に大切ですね。一言が人を慰めたり励ましたりします。逆に、一言が人を倒してしまいます。同じ言葉でも感動を与えるものもあれば、無味乾燥なものもあります。
藤木正三先生が、言葉について次のように書かれています。
「言葉とは本来心の振動を伝えるものです。明快で、正確で、美しいものであっても、心の振動のない言葉は、ただの音です。聞くものの心を打ち、共鳴を呼び、何事かを伝えるこということはありません。言葉を交わす目的は、ことらの考えを伝えることにありますから、それは言葉の論理や表現や話法の問題ではなく、心の振動をいかに余すところなく表現するかという推敲の問題であるわけです。さらに言えば、まず語る者が表現せざるを得ない心の振動を持っているか否かの問題であるわけで、それのない人は黙っている方がよろしい」。
ここで大切なことは、やはり「心の振動」ということでしょう。どんなにたどたどしくても「心から勧める言葉」には力があります。体験に基づく「感動した言葉」には迫力がります。大きな問題の中でどのように励ましたらよいかわからなくても、その人のことを思い「心から出てくる一言」は慰めとなるでしょう。
聖書こそ、キリストの心の振動を私たちに伝える「ことば」です。私たち一人ひとりに関心を持ち、心配してくださっていることを、あの十字架の死をもって現わしてくださった愛を込めて、キリストが私たちに語られたことばなのです。
1 件のコメント:
導入、インドラメイン私パレンバン、インドネシア国から来た。
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