自身をもって
「ロバをかついだ兄弟」の話を読んだことがあります。
兄弟がロバを売りに市場へと行きました。すると「ばかだなあ。ロバに乗ればらくなのに」という村人の声が聞こえました。そこで兄は「なるほどそうだ」と思い、弟をロバに乗せて歩きました。しばらくすると、老人が「自分がロバに乗り、兄を歩かせるとはどういうことだ」と言いました。そこで、兄は「なるほどそうだ」と思い、ロバに乗り弟を歩かせました。今度はひとりの女性がそれを見て、「ひどいお兄さんだ。小さな弟を歩かせて自分は楽をしている」と言いました。兄は「それもそうだ」と思い、二人でロバに乗りすすみました。しばらくして牧師さんがそれを見て「ロバがかわいそうだ。よだよだして苦しそうだ」と言いました。
兄は「なるほどそうだ」と思い、売り物のロバだから大切にかついでいこうと、兄弟でロバをかついで歩きました。それを見て多くの人々は笑いました。そして、橋の上でロバをかついでいたロープが切れ、ロバは川に流されて行きました。
確かに、私たちは周囲の「声」に反応して振り回されてしまうことがあります。そのようなときには、精神的にも疲れてしまいますし、良い結果につながることはありません。もちろん、周囲を無視してわがままを通すことはよくありません。アドバイスも大切です。しかし、私たちは情報や物事をしっかりと見、判断する基準をもっているなら、、惑わされることなく自信をもって歩めます。聖書は、私たちにその基準と自信を与えてくれる神のことばです。
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