猿は木から落ちない!?
失敗したくないなぁ、上手にやりたいなぁなどと思っていると、萎縮して失敗してしまうということがあります。「失敗したくない」という思い、それは、失敗が悪いもの、失敗はよくない、成功しなければならないという裏返しです。「失敗は成功の元」という諺も、一度や二度失敗しても、それを教訓にするなら次は成功するという励ましですが、「失敗は悪、成功は善」という考え方には変わりありません。
「猿も木から落ちる」という諺がありますね。木登りの名人の猿でも失敗して落ちることがある。まして私たちは・・・ということです。私たちへの励ましでしょうが、ちょっと違うんですね。なぜなら、猿が木から落ちるのと、私が木から落ちるのでは違いがあるからです。
猿は木から上手に落ちるのです。ちゃんと落ちるので失敗ではないんですね。なんといっても猿は木登りのプロですから。私たちも人生のプロになるなら、失敗もかっこいい失敗ができます。すなわち失敗ではないということです。成功とか失敗とかいう枠がなくなるのです。
人生のプロとは、「人生が何であるか、いのちとは何であるか、自分はどのような存在なのか」。このようなことを知っているかどうかです。私はこのようなことが分かっていませんでした。失敗したくないという思いで闇雲に歩んでいました。ですから人生が楽しくなかったのです。私を創造し、私のありのままを受け入れてくださっているキリストを知ったとき、自分が分かったのです。成功、失敗という枠から開放された人生が与えられたのです。
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