「あなた」という人
「誇り」にも大きく分けると二種類あるようです。プラスの誇りとマイナスの誇りです。プラスの誇りは自分自身を豊かにします。このプラスの誇りは、実は自分を自分でどのように考えているかという「自己像」、いわゆるセルフイメージと関わりがあるようです。岡本太郎さん「大切なのは、他に対してプライドを持つことなく、自分自身に対してプライドを持つことなんだ。他に対してプライドを見せるということは、他人を基準において自分を考えていることだ。そんなものは本物のプライドではない。たとえ、他人にバカにされようが、けなされようが、笑われようが、自分がほんとうに生きている手応えを持つことがプライドなのだ」と語っています。他人と比べるのではなく、セルフイメージをしっかり持つということですね。
しかし、セルフイメージも他の人から受けた言葉や扱いによって、築かれていくことが多いのです。ですから、良き言葉、良き扱いを受けることが大切です。しかし、この社会は私たちのセルフイメージを低くしたり、崩したりするようなことが多いですね。
さて、クリスマスに、イエス・キリストが来られた理由の一つは『キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対するご自身の愛を明らかに』(聖書)されているためでした。すなわち、私たちは、神さまの愛の対象であり、ご自身のいのちをかけてくださるほどの価値を私たちにおいてくださっているということです。ほんとうにあなたは、素晴らしい存在なのです。
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