恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2011年2月21日月曜日

人生を楽しむ

 精神科医であり著作家でもある斉藤茂太さんが、その著者の中で次のように言っておられました。
 「人生、長く生きると、人の価値は、<何ができるか>ではなく、<何を楽しめるか>にかかっているのだとわかってくる。
    ー中略ー
 ものごとを楽しむということは、高度な感性なしにはできない精神活動だと思う。例えば雨である。雨は、大気中に水蒸気の粒がしだいに大きくなり、地上に落下してきた液体にすぎない。だが、その雨を、日本人は実にさまざまに形容して楽しんでいる。春は春雨、菜種梅雨、花の雨。夏は卯の花腐し、五月雨、夕立、驟雨。秋は秋の雨。秋霖、冬は時雨、氷雨、寒の雨・・・というぐあいに、いとおしみ、自分の心情を託したりする。
 あらゆることに楽しみを見つけることは、人間だけにゆるされた生の醍醐味なのである」と。
 聖書に『たよりにならない富に望みを置かないように。むしろ、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように』とあります。私たちの心を豊かに育ててくらさる神は、さまざまなことを楽しむ心をも与えてくださいます。斉藤さんは、できることより楽しむことが人間の豊かさにつながると言っていますが、まさに私たちを、その人生で楽しませ豊かにしてくださるキリストを信じ、聖書のみことばを心の糧としてください。

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