忘れるために
東京の新赤坂クリニック名誉院長の松本康夫さんは「成功した経営者や有名人ほど、忘れるのが上手です。忘れることでストレスを解消してきたからこそ成功したともいえます。」と語っています。私たちは生まれてこの方、多くのストレスに襲われます。いろんな失敗、受験、裏切り、人間関係、不安をさそうニュース・・・・・、失敗や失意、不安や恐れがどんどん積み重なっていきます。
またある精神科医は、「もし経験したことを一つも忘れることができなかったら、ほとんどの人間は30歳までに自殺してしまうだろう。つまり、嫌なことを忘れるというのは、人間に本能的に備わった防衛本能なのです」と言っています。なるほど、「忘れる」というのは大切なことなんですね。
しかし、私たちは忘れようとしてもなかなか忘れられないこともあります。そして過去の悪いこと、あるいは過去の栄光など、それらに捕らわれていると、なかなか前進できません。聖書の中でパウロという宣教師は、「ただ、この一事に励んでいます。すなわち、うしろのものを忘れ、ひたむきに前のものに向かって進み・・・・・」と語っています。パウロは、この言葉の後に希望について語っています。
すなわち、前に希望があるからこそ売りそのものを忘れることができるのです。そしてパウロは、それを「キリストにある希望」と語っています。キリストは、私たちに後ろのものを忘れさせ、前に進む希望を教えてくださるお方なのです。
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