恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2008年9月30日火曜日

あるがままのあなた

ある人が事件を起こして刑務所に入りました。そして、初めて面会が許された日、母親が刑務所に面会に来ました。「お母さん、ごめんなさい」と、母親がこんな場所に来ることになった自分の非を頭を下げてあやまりました。すると、母親は「何言ってるの。あなたが刑務所に入ってくれたおおかげで、私などにはまず見ることも出来ない刑務所の中まで見られたのよ」と言いました。

その人は、その母のことばに救われました。その時、ほんとうに立ち直ろうと心底思ったそうです。もしこの時、母親が「お前なんてバカなことをしてくれたんだ。親としてこんな所に来なくてはならないほど不幸なことはありません」と怒ったり、泣き叫んでいれば、自分はきっと立ち直れなかっただろう、と言っていたそうです。

人間というものは、自分という存在をあるがまま受け入れてもらいたいんです。その時の自分がどんな立場にいようが、どんな地位にあろうが関係ありません。あるがままの自分です。頑張っている自分も、疲れている自分も、喜んでいる自分、怒っている自分、感謝している自分、イライラしている自分、成功した自分、失敗した自分・・・。いろんな自分がありますが、「ああ、あなたでよかったね」と受け入れてもらいたいんですね。キリストは、『すべて疲れた人。重荷を負っている人はわたしのところへ来なさい。わたしがあなたがたをやすませてあげます』と言われました。それは、そのままのあなた。あるがままのあなたを受け入れてくださるキリストの姿なのです。

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