恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2012年9月5日水曜日

目を上げて見る

 牧師であり思想家のエマソンが、その著書「自然」の中で次のように言っています。「目が健康であるためには地平線が必要らしい。たっぷり遠くを見ることができるかぎり、われわれは決して疲れることがない」と。確かに遠くの山々の緑を見ることは目の疲れを取ります。心の目も同じではないでしょうか。私たちは生きる中でいろんな問題や困難にぶつかります。そのような中で、問題や困難にのみ目を奪われていると、疲れ、がっかりし、憂鬱になってしまいます。
 山で道に迷い、パニックで同じところを何度も巡ってしまった。しかし、「落ち着いて視野の広がる所で向こう側の山を見、稜線を確認して下山する方法がわかった」ということを聞きました。また、海で遭難し、救命ボートで真っ暗闇の中をどちらに向かえばよいかわからなかったとき、一人が明かりを消すように言いました。明かりを消すと漆黒の闇の中、遠くに小さな明かりが見えてきました。明かりをつけて周りをみていると見えなかった陸地の明かりが見えたのです。
 聖書に、『目を上げて』という言葉がよくあります。「目を上げてみると」、「目を上げてみわたすと」などです。近くを見てばかりいると、進むべき方向や解決の手段が見えないときがあります。ちょっと目を上げ、先を見て見ましょう。神様は『脱出の道』を備えてくださっているのですから(Iコリント10章13節)。キリストにあるすばらしい未来に目を向けて歩むことは、私たちがどんなときにも生き生きと歩むための秘訣の一つではないでしょうか。
 

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