恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2012年8月20日月曜日

「生」の意味を知って

 キリストを信じたハンセン病患者のひとりは、次のように手記を書いておられます。「らいとの診断を受けた直後、私は世に存在する価値のない者と思った。自殺を真剣に考えている中に、回心を経験し、自分の生が神に向けられた生となるところに真の価値があることを知って入信した。病気にならず信仰を得なかった生と、現在の生と、どちらを選ぶかと問われれば、現在の生をと答えよう。今が惨めだと思っていない。むしろ人生を肯定しうるし、いろいろな意欲を持ってきたと思っている。これから先どうなるかわからないとしかいえないが、ただ、今、ここを肯定しつつ行きたいと思う。前向きに。将来モ今の生き方を真剣に、しかもユーモアをもって続けたい」。
 病いそのものの苦しみに加え社会的な苦しみなど、非常につらい状況だったことでしょう。そのような中でキリストにある自分自身の「生」の価値を見出し、会えを向いて歩んでおられあす。すばらしいですね。聖書も『私たちは、四方八方から苦しめられますが、窮することはありません。途方にくれていますが、行きづまることはありません。迫害されますが。見捨てられることはありません。倒されますが。滅びません』(IIコリント4章8、9節)とあります。私たち人生の創造主であり、いのちを与えられた神(キリスト)を知り、信じる時、私たちは初めて自分自身の「生」の意味をしることができます。聖書を通し、キリストを通し、ますます自分自身の「生」のすばらしさを知って歩んで行きましょう。

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