ことば
アレキサンダー・グラハム・ベルが実用的な電話機を発明したのは、今から約130年前、1876年のことです。初めての会話は、ベルが助手のワトソンを呼ぶ声だったといわれています。今や携帯電話で、いつでもどこでも世界中の人と話せるようになり、スマートフォンは単なる通信だけではなく生活ツールとなりました。
ベルは電話の発明で有名ですが、実は、彼は音声生理学の学者でした。ベルの父がろうあ者の発声を指導する専門家であったので、彼もその研究を引き継ぎ、発声法の研究、ろうあ者の教育に携わるようになりました。ヘレン・ケラーへの援助もしました。聴覚生涯のある子どもたちの教育、そして、どのようにしてコミュニケーションをとるかということを生涯研究し続けました。
コミュニケーションの方法の一つとして、言葉は最も重要な働きをいます。ベルにとっては、遠くにいる人と話せるようにすることも、視聴覚に障害をもつ人々に役立つことも、それらは「言葉」をいかに伝えるかということに他なりませんでした。
言葉を伝えること、言葉で伝えることを大切にしたいですね。聖書には言葉について多くの示唆に富む知恵が記されています。そしてなによりキリストを「ことば」と表現しています。キリストは神のご自身の意思を伝える「ことば」なのです。キリストご自身のご生涯そのものが、そして十字架にかかられ復活されたキリストこそが、神の人間への、そしてあなたへの愛のことば、メッセージなのです。
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