ゆとり、余裕、あそび
昔から「腹八分目に医者入らず」と言われていますが、腹六分目にするとねずみの寿命が2〜3倍延びるそうです。平均寿命10ヶ月のネズミを二群に分けて、一方には高カロリーの食事を好きなだけ食べさせ、もう一方にはその60%のカロリーの食事を与えました。高カロリー群は、生後七ヶ月から死に始め、一年以内に全てが死んでしまいました。一方、腹六分目群は、みな一年以上生き、平均すると2倍の寿命を保ち、その中でも脂肪を押えたグループでは、全てのネズミが二十一ヶ月以上生き平均寿命は3倍に延びたということです。
やはり満腹ではなく、少し押さえた食事がいいですね。私たちの生活においても、食事だけではなくいろんな面でこの実験の結果を応用することができるのではないでしょうか。ベストを尽くすことは大切なことですが、余裕が必要です。計画を立てるとき、目一杯の計画を立てるとすぐにしんどくなります。余裕のある計画が必要です。キリストも弟子たちに「ゆっくり休みなさい」と言われたとときがありました。食事をする暇もなく働いていたからです。
先ほどのネズミの実験ですが、逆に腹五分目以下にすると栄養失調で。みるみる体力が落ちたそうです。私たちも、自分にできることを怠ることは、本当の自分の価値を下げてしまいます。聖書において「勤勉で怠らず・・・」と教えています。目標に向かって自分にできることを、ある時はベストを尽くし、ある時はしっかりと休息をとり、余裕を持って自分自身を活かしていきたいですね。
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