流されない生き方
ニワトリを使ってベイヤーという学者が実験をしました。数羽のニワトリにお腹いっぱいになるまで餌を与えます。満腹したニワトリはもう餌に見向きもしません。そこへ、お腹の空いた別のニワトリ数羽を放しますと、彼らは餌を必死に突っつきます。それを見ていた満腹ニワトリも、また食べ始めるのです。
また心理学者のアッシュは、8人一組にした50組の学生に次のような実験をしました。一本の線Aに対して三本の線を用意し、Aと同じ長さの線をあとの三本の中から選ばせるのです。実は8人のうち7人はサクラで一人だけが実験対象なのです。打ち合わせとしており、違う長さの線をAと同じ長さだと主張します。すると7人に影響を受けて、明らかに違う長さの線を「Aと同じだ」と、50人中実に37人もの学生が言ったのです。一人で実験するとその37人中35人は正解したにもかかわらず、です。
さてこの結果は、ニワトリでも人間でも、周りの影響を受け、本心とは違うことをしていしまいやすいということを示しています。悪いとわかっていても断れず、良いとわかっていても他に同じ意見がないとできない。私たちはそのようになりがちですね。聖書は『ですから、私たちは聞いたことを、ますますしっかり心に留めて、押し流されないようにしなければなりません』と勧めています。もちろん良いことには影響を受ければいいのですが、自分の中に健全な確信をもって歩みたいですね。そして聖書は、私たちにその確信を与えるのです。
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