恵みの風

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところにきなさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。”(イエス・キリスト) 兵庫県三田市 北摂恵みバプテスト教会よりお届けします。

2008年4月15日火曜日

あなたの存在の意味は

 オウム地下鉄サリン事件で、その犯罪に手を染めた一人の医師が、まだ学生時代に「このままだと先が見える。後は死ぬだけだ。死を越えるにはどうしたらいいのか」と友人たちに言っていたそうです。残念ながら、彼は、求める方向を大きく逸脱してしまったようです。
私の友人の一人は、大学を出て企業のIC関連の研究開発をしていたました。ある時私に「このまま日本にいてこの仕事をしても、空しい。アメリカに行って研究する。何かがあると思う」と言ってアメリカへ行きました。数年後、ベンチャーを立て上げ、自分が思うような仕事ができるようになったようです。しかし、私に「やっぱり空しいわ」と電話してきました。
 河合隼雄氏が、「人生の前半は、その人にふさわしい人格を形成するため、社会的地位や財産などをつくるため、エネルギーが消費される。しかし、人生の後半は、むしろ内面への旅が要請される。言うなれば、生きることだけではなく、死ぬことも含めた人生の全体的意味を見いださねばならない」と語っておられます。その時、私の友人も人生の全体的意味がわからないと言っていました。それで、仕事で成功しても心が満たされないということなんですね。
 あなたの自身の人生の全体的、言い換えるとあなたの存在の意味とは何でしょう。あなたの価値とは何でしょう。聖書はその答えを持っています。それを知るなら、「何を行っても空しい」から「何を行っても感謝で喜びである」にきっと移ることでしょう。

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