立派過ぎない歩み
二人がむつまじくいるためには 愚かでいるほうがいい
立派過ぎないほうがいい 立派過ぎることは
長持ちしないことだと気づいているほうがいい
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正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい
これは、吉野弘さんという方が作った「祝婚歌」という結婚披露宴で新郎新婦に贈られる詩の、冒頭と半ばのほんの一部分です。
確かに、賢いこと、立派なことはすばらしいかもしれません。しかし、賢く立派であれば、他を寄せ付けないかもしれません。劣等感を与えてしますかもしれません。本当の賢さ、立派さは、他を包み込み、安心感とぬくもりを与えるものなのでしょう。また、正しさもすばらしいことですが、しばしば他人を否定し、自分中心になってしまう危険性があります。だから、正しいことを言うときこそ、思いやりが必要なのです。この詩は、結婚をする二人に贈られる詩ですが、あらゆる人間関係において真実ではないでしょうか。
聖書を通しキリストの歩みを見るとき、まさにこの詩のごとく歩み、人々と接し、語られている姿を見ることができます。キリストを知るとき、私たちは受け入れられ、包まれていることを知るでしょう。
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